熱烈なバイク愛好家として知られるケンドーコバヤシさんが現在愛用しているハーレーダビッドソン 1973 FXをはじめ、彼のバイク愛車遍歴には多彩なモデルが名を連ねています。
テレビ番組「アメトーーク！」で取り上げられたことで話題になった1973 FXから、彼のライダー人生を彩る様々なバイクまで、それぞれにケンコバさんのバイクに対する深い愛情と独自のこだわりが反映されています。ここでは、彼の愛車遍歴を紹介し、それぞれのバイクが持つ独特の魅力やケンコバさんとのエピソードを探っていきます。
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最新の愛車はハーレーダビッドソン 1973 FX
ケンコバ氏が現在、熱烈に愛用中のバイクは、ハーレーダビッドソン製の名車「1973FX」であることが、2024年5月の時点で明らかになりました。人気テレビ番組「アメトーーク！」の中で取り上げられ、その際に紹介された実物のバイクが視聴者の間で話題を呼んでいます。
この「1973FX」は、ケンコバ氏のバイクに対する深い愛情とこだわりが反映されている一台で、特にタイヤの選択においてその独自のセンスが光ります。彼が選んだのは、「ブロックタイヤ」と呼ばれる種類で、その名の通りブロック状のパターンが特徴的です。このタイヤは、特に砂や土の道での走行性能に優れており、オフロードライクな走りを楽しむことができます。
このバイクが搭載するショベルヘッドエンジンに対するケンコバ氏の敬愛は、バイク愛好家の間でも注目の的です。ショベルヘッドエンジンは、ハーレーダビッドソンの歴史において特別な位置を占めるものであり、その魅力を深く理解しているケンコバ氏の愛車に対する情熱が、この選択からも伺えます。
ショベルヘッドエンジンは、1966年から1984年まで生産された、ハーレーダビッドソンのアイコニックなエンジンの一つです。その名前は、シャベル(スコップ)のような形状のロッカーアームカバーに由来しています。
また、ケンコバ氏がタンク部分に施されたエイジング加工は、その卓越した美学観を物語っています。この加工により、バイクはただの乗り物ではなく、時を経た美しいアート作品のように変貌します。
エイジング加工とは、新品の物にあえて古びた風合いを出す技術のこと。ケンコバ氏のバイクタンクに施されたこの加工は、あたかも長年にわたり愛され、使い込まれたかのような独特の風合いを醸し出しています。このような加工を施すことで、バイクには個性が加わり、見る人に強い印象を与えるのです。
バイクの操作方法にも顕著に表れています。特に、彼が愛用しているジョッキーシフトへのこだわりは、彼のバイクライフにおけるユニークな一面を示しています。ジョッキーシフトとは、手動でギアチェンジを行うためのシフトレバーのことで、バイクのカスタマイズ愛好者の間では特別な評価を受けています。
ジョッキーシフトを使用することで、ライダーはより直接的にバイクとの一体感を感じることができ、その結果、運転体験が格段に向上します。このシフト方式は、特に古典的なバイクやカスタムバイクにおいて、そのレトロな魅力とともに注目されています。
ケンドーコバヤシさんのバイク愛車遍歴を６車紹介！
ケンコバさんのバイクの遍歴を紹介していきたいと思います。先述のハーレーダビッドソン 1973 FX以外にも6台のバイクの乗られてきたそうです。
では見ていきましょう。
YMAHA チャンプ50（1984年発売）
ケンコバさんはチャンプ50を解体屋で購入したそうで、速度が出ずに走るのが遅かったみたいです。20キロ出るか出ないぐらいだったそうです。
1984年4月に発売されたYamahaチャンプ50は、5.2馬力を発揮する空冷2サイクル単気筒エンジンを搭載しています。このモデルは、フロント8インチ（3.00-8サイズ）の太いタイヤと、リア10インチ（2.75-10サイズ）の細いタイヤを組み合わせることで、一般的なYamahaジョグなどと比較して、よりシャープで応答性の高いハンドリングを実現しています。この変則的なタイヤサイズの採用は、チャンプ50の独特な走行性能に大きく貢献しており、都市部での取り回しやすさと快適な乗り心地を提供します。さらに、このバイクはそのコンパクトな設計と、信頼性の高いエンジン性能により、長年にわたり多くのライダーから支持を受けています。
HONDA スーパーカブ50スタンダード（1986年発売）
当時は皆乗っていたぐらい人気のバイクだと言っていました。
1958年、本田宗一郎の指揮のもとに開発された初代スーパーカブC100は、その時代のバイク業界に革命をもたらしました。このモデルは、高コストながらも高性能な4ストロークエンジンを採用し、最高出力4.5PS、最高速度70km/hを実現しました。当時のバイク市場では、このようなスペックを持つモデルはまれであり、スーパーカブC100はその先進的な技術で注目を集めました。
さらに、このバイクは自動遠心クラッチを装備していたため、運転の経験が少ない人でも簡単に扱うことができました。また、フルカバードデザインによって足元を泥はねから保護し、実用性と安全性を高めています。これらの特徴は、スーパーカブが多くのライダーに愛される理由の一つとなり、バイクの新たなスタンダードを確立しました。
1986年には、スーパーカブのラインナップがさらに拡大し、全グレードに12VのMFバッテリー、ハロゲンヘッドライト、キー付きタンクキャップ、そして大型リアキャリアが標準装備されました。これにより、スーパーカブはさらに実用性を増し、スタンダードモデルのほかにデラックス、ビジネスモデルも選べるようになりました。これらの改良により、スーパーカブはビジネス利用から日常の通勤、レジャー用途まで幅広く対応できるバイクとしての地位を不動のものとしました。
初代から数十年にわたり、スーパーカブは進化を続けながらも、その根底にある「誰もが使いやすい実用的なバイク」であるという本質は変わっていません。その革新的なデザインと技術は、今日でも多くの人々に支持されています。スーパーカブの歴史は、単なるバイクの進化を超え、移動手段としてのバイクの役割を再定義したと言えるでしょう。
HONDA スティードVSE（1995年発売）
ケンコバさんが若手芸人時代に愛用していたみたいです。
ホンダのスティードシリーズは、その鮮明なアメリカンスタイルで知られ、日本の二輪車市場において特別な地位を確立しました。このモデルは、ホンダが初めて本格的にアメリカンタイプのモーターサイクルに挑戦した作品であり、発売から約10年間でシリーズ全体として8万台もの輝かしい販売実績を上げました。特に、400ccと600ccの二つの排気量クラスが用意され、どちらも同一の車体設計を採用しており、外観の寸法に関しては全高と全長が基本的に一致しています。
スティードVSEモデルは、特に力強いデザインが特徴で、Vツイン・マグナにも採用されているアルミ製のディッシュホイールを後輪に装備しています。このホイールは、車両の外観に高級感と独特な魅力を加えています。また、リアフェンダーとテールランプ周辺のデザインも見直され、より洗練された印象を与えています。さらに、大型のハンドルを採用することで、力強さと同時に乗り心地の良さも追求しています。
スティードシリーズは、その独特なスタイルと実用性で多くのバイク愛好家から支持を受け続けており、アメリカンタイプモーターサイクルの中でも特に人気のあるモデルとなっています。ユーザーは、スティードの乗り心地の良さと、そのデザインによって得られる独特の存在感を高く評価しています。ホンダがこのシリーズを通じて示した、革新性と伝統の融合は、今後も多くのモーターサイクル愛好家に影響を与え続けることでしょう。
KAWASAKI 250TR（2002年発売）
ケンコバさん曰く、とても乗り心地がよかったみたいです！
2002年にデビューした250TRは、オフロードバイクの風格と70年代のクラシックな魅力を融合させたモデルとして、モーターサイクル愛好家たちから高い評価を受けています。このバイクは、同時期に流行していたTW200（後にTW225へと進化）、FTR（230）、グラストラッカーといった「ストリートトラッカー」スタイルのバイクたちと共に、市場に新たなトレンドを築きました。250TRは特に、そのビンテージなルックスで注目を集め、70年代のオフロードバイクへのオマージュとして設計されたことが特徴です。
このモデルの心臓部には、249ccの空冷単気筒エンジンが搭載されており、これはエストレヤからの技術継承であることが、250TRのデザインにさらなる深みを加えています。このエンジンは、優れた走行性能とともに、クラシックな外観と相まって、まさに時代を超えた魅力を放っています。
KAWASAKI W650（1999年発売）
なんと、盗難にあったらしく結局見つからなかったそうです。
1999年はオートバイ業界において多様なモデルが登場した年です。その中でも、カワサキの「W650」は独特の存在感で注目を集めました。ビッグネイキッドやミドルクラスのバイクが人気を博している中、W650はクラシックなデザインと技術で独自の魅力を放ちました。その特徴は、空冷エンジンや並列2気筒のバーチカルツイン、ベベルギア駆動のカムドライブなど、クラシックテイスト溢れる要素で構成されています。650ccの排気量でありながら、スリムでコンパクトなボディと端正なスタイリングで、スーパースポーツやビッグネイキッドに飽きたライダーたちを魅了しました。W650は、軽快なエンジン、高い直進安定性、軽やかなハンドリング、効果的なブレーキを兼ね備え、新たな時代のクラシックバイクとして新しい「力」を感じさせる存在です。
KAWASAKI 900 Super4（Z1）
ケンコバさんと言えばZ1のイメージですね。俳優の市原隼人さんもZ1好きとして知られています。
カワサキの伝説的名車「KAWASAKI Super4 Z1」は、世界最高のオートバイを目指して開発された一台です。カワサキはこのモデルに技術の粋を結集し、そのスタイリング、メカニズム、動力性能のすべてが当時のオートバイの水準をはるかに超えました。そして、長年にわたりライバルメーカーから目標とされる存在となり、日本のバイク史において輝かしい地位を築きました。
Z1に搭載されたDOHC4気筒エンジンは903ccで、そのカムシャフトやクランクシャフトにはクロモリ製素材が使用されており、当時としては過剰なまでの高品質を誇っていました。このエンジンは82馬力という驚異的なパワーを発揮し、当時の海外メディアはその動力性能に驚嘆し、こぞってテストを実施しました。ゼロヨン加速は12秒台、最高速度は200km/hを超えるなど、その圧倒的なパフォーマンスは他の追随を許さないものでした。
さらに、Z1の魅力はその見た目にもありました。クラシカルでありながらも未来を感じさせるデザインは、多くのライダーの心を捉えました。タンクやシート、マフラーの形状は、細部に至るまで計算され尽くしており、視覚的にも美しい仕上がりとなっています。また、乗り心地の面でも優れており、長距離ツーリングでも疲れにくい設計がされています。
このように、KAWASAKI Super4 Z1は単なるオートバイの枠を超えた存在であり、その革新性と卓越した性能によって、バイク業界に新たな基準を打ち立てました。今なお多くのライダーから愛され続ける理由が、ここにあるのです。
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