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バイク王の業績が2期連続赤字の理由!不祥事や事件が理由か?

バイク王不祥事

バイクを売るならゴーバイク…と言いたいところですが、最近のバイク王には注意が必要です。実は、バイク王は大きな赤字を計上しており、あまり良くない噂も見受けられます。

バイク王は1994年に創業し、バイク買取りの透明性を追求する姿勢から成長を遂げてきました。しかし、過去の不祥事や競合他社の台頭などから業績は波乱を見せ、再建の道を歩んでいます。2021年には業績を回復させる一方で、2023年に再び赤字を計上しました。

今回は、バイク王の歴史と現在の状況について詳しく解説します。

目次

バイク王の設立と歴史について解説

バイク王の現在の正式な会社名は「株式会社バイク王&カンパニー」です。創業は1994年で、約30年の歴史があります。当初の会社名は「メジャーオート有限会社」でした。当時は、バイクの買取りよりもコンサルティングを主な業務としていました。

バイク利用者がバイクを売る際には、販売店に直接持ち込むか、個人売買が一般的でしたが、査定や買取価格が不透明で、多くの人が不満を抱いていました。そこで、バイク王の前身となる会社は、この問題に着目し、1998年に「株式会社アイケイコーポレーション」という名前で東京・渋谷区に資本金1000万円で設立されました。

バイク王はブランド戦略の一環として、複数のグループ会社を設立しました。1995年に「有限会社オーケイ」、1997年に「有限会社キャブ」と「有限会社バイク王」を設立。その後も、1998年に「株式会社アイケイコーポレーション」、1999年に「有限会社スピード」と「有限会社ケイアイセンター」を設立しました。これにより、バイク買取り専門店としての地位を確立していきました。

最近のバイク王は、2期連続で赤字を計上しており、7.6億円の大赤字を出しました。これには、過去の不祥事や内部事情も関係しているとされています。バイク王の成長とともに、経営上の課題も浮き彫りになってきました。

バイク王は、多くのグループ会社を設立し、その後吸収合併を繰り返して成長してきました。以下にその詳細を示します。

2000年には「有限会社モトガレージオープン」を設立するなど、多くのグループ会社を設立しました。そして、2001年に「株式会社アイケイコーポレーション」が「メジャーオート有限会社」、「有限会社オーケイ」、「有限会社キャブ」、「有限会社バイク王」の4社を吸収合併しました。さらに2005年には「有限会社スピード」、「有限会社敬愛センター」、「有限会社元ガレージオープン」の3社を吸収合併しました。これにより、バイク王は幅広いジャンルに進出することができました。

株式会社アイケイコーポレーションが誕生した1999年頃から、バイク買取り事業の業務オペレーションをシステム化しました。当時、売り手にとって査定や買取り価格が不透明だったため、バイク王は査定額やオークションでの平均販売額を公開し、顧客からの信頼を獲得しました。さらに、出張買取サービスを導入し、顧客が店舗に行かずに済むようにしました。これにより、売り手は手間を省くことができ、大変便利でした。

バイク王は、出張料が無料であることや、面倒な書類手続きを代行するサービスを提供しました。これらのサービスは顧客のニーズにマッチし、顧客満足度を高めました。2002年には初のロードサイド店舗を出展し、2004年にはテレビCMの放映を開始しました。テレビCMには有名なタレントを起用し、一気にバイク王の名前を広めました。

バイク王は広告宣伝費に力を入れ、売上高に占める広告宣伝費は約15%に達しました。この戦略により、バイク王の認知度は大きく向上し、免許を持っていない子供たちにも名前を覚えてもらうことができました。

2005年にはバイク王初のバイク販売店舗を出展し、買い取ったバイクをオークションで迅速に売却する戦略を採りました。この戦略は成功し、2009年には買取り専門店舗を含む100店舗を達成しました。しかし、この頃から業績が徐々に悪化し始めました。

2012年9月に「株式会社バイク王&カンパニー」に社名を変更し、本社を渋谷から港区に移転しました。2021年2月時点での店舗数は61店舗に減少しています。かつては100店舗だったのに対し、39店舗も減少した原因については、次章で詳しく解説します。

バイク王は、競合他社の出現とともに、業績が低迷し始めました。以下にその詳細を示します。

バイク王の業績悪化と店舗数縮小の理由

ビジネスが徐々に競合他社に追随され始めた代表的な例として、価格比較サイトの増加が挙げられます。これにより、複数の会社に一括で査定を依頼できるようになったのです。インターネットの普及も進み、ユーザーが自ら情報を収集する時代が到来しました。それまで独占状態だった市場にライバルが現れると、当然のことながら業績は低迷します。

そんな中、バイク王は2011年に不祥事を起こしてしまいました。その発端は、2011年1月の朝日新聞社の報道でした。競合他社の増加に焦りを感じたバイク王は、二つの比較サイトで自社を含む6社の価格査定を行いました。しかし、驚くべきことに、バイク王以外の5社は全てバイク王の関連会社だったのです。ユーザーは他の会社にも査定を依頼していたつもりが、実際は全てバイク王の関連会社だったのです。

つまり、バイク王以外の会社にも査定を依頼したつもりが、実はその会社もバイク王だったということです。ユーザーに対して6社が買取競争をしているかのように見せかけていたのです。どの会社が買い取っても結局バイク王だけが得をする仕組みでした。これでは価格競争になりません。

この二つの比較サイトは静岡県三島市と東京都千代田区の会社が運営していましたが、朝日新聞が問い合わせた後、2010年11月に閉鎖されました。この問題が発覚し、バイク王側は「査定業者が同じだったとは知らなかった」と弁明しましたが、問い合わせ後にサイトが閉鎖されたことから、知っていた可能性が高いとされています。

この報道後、株式会社アイケイコーポレーションの株価は前年末比で8.5%も下落しました。株主はこういったニュースに敏感です。また、この不祥事以外にも、買取価格自体の低さ、買取価格の根拠の曖昧さ、売却を迷ったり断った際のしつこい勧誘など、多くの不満が募っていました。

さらに、査定に来たスタッフの態度に関する苦情もありました。査定員が高圧的だったり、帰らなかったりするケースが報告されています。また、バイク王に売却を決めた後、連絡がつかなくなったり、約束を守らなかったりするなど、アフターサービスに問題が生じていたという報告もあります。

このような状況から、バイク王の評判は徐々に悪化し、経営も厳しくなっていきました。2012年から2016年までの間、バイク王の売上高は年々減少し、2016年と2017年には上場以来初の2期連続の営業赤字を計上しました。2017年の最終損益は駐車場ビジネスを売却して約6億円の黒字となりましたが、専門家は「売却益がなければ赤字だった」と見ています。

バイク王はもともと、2006年3月から「名鉄競争パーキング」という駐車場ビジネスも展開していましたが、事業の業績改善に注力するため、最終的にこのビジネスを売却しました。駐車場ビジネスは将来性がありましたが、それを売却せざるを得ないほど追い込まれていたのです。

バイク王は業績低迷時に、買取専門店から小売併設店への転換を進めていました。価格競争の激化やユーザーが情報を収集できるようになったため、買取だけでは採算が合わなくなってきたのです。小売併設店にすることで、売りに来たお客さんがそのままバイクを購入する可能性も狙いました。この方向転換に伴い、2016年11月からCMの内容も「バイクを売るならバイク王」から「バイクのことならバイク王」に変わりました。

この方針転換の結果、2018年には46店舗が買取と小売の併設店舗になりました。その後、2021年度には5店舗増え、61店舗に拡大しました。新型コロナウイルスの影響下で売上が回復し、業績も改善してきました。

2021年にバイク王が業績を軌道修正した背景

営業が立ち行かなくなったり、多くの人や会社が苦しんでいたコロナ禍において、バイク王がどのように業績を回復させてきたのか、興味深いトピックですね。まず、バイク王&カンパニー社は2021年6月に、2021年11月期の経常利益を従来予想の11.6億円から16.5億円と42.2%も情報修正しました。同時に、上期の経常利益も9.3億円で増益率4.6倍と拡大し、従来の10期ぶりの上期過去最高撃予想を上乗せしました。

この背景には、従来から進めてきた買取り店舗と販売店舗の併設における仕入れと販売力の強化が挙げられるでしょう。その結果、予想を上回る成果を挙げることができたようです。過去の積み重ねが現在を作り上げたと言えますね。

実は、2020年あたりからバイクの免許取得者数が増加していました。これにより、バイクを購入する人も増えており、需要が高まっていました。特に、パンデミックにおいては、密集や密接を避けるために公共交通機関を避ける人が増えたことも、バイク需要を後押ししました。通勤や通学にバイクを利用する人が増えたことも、その一因でしょう。

また、昨今の反動不足や輸入の遅延なども一部影響しています。しかし、バイク王は時代背景に後押しされている感じがありますね。

一方で、2023年には再び赤字の見通しとなってしまったとのことです。これは何が原因なのでしょうか。

2023年にバイク王が2期連続で赤字を出した理由

実は、2023年9月29日に業績の修正を発表しました。2023年11月期の最終損益を、従来予想の5.2億円の黒字から0.7億円の赤字へと修正したのです。これに伴い、下期の最終損益も1.8億円の黒字から4億円の赤字に変わりました。前年同期と比べると、大幅な変化ですね。会社側は、これを時期に向けた先行投資期間と位置付け、今後の成長のための活動に専念していると説明しています。

具体的な修正の理由は、販売管理費や一般管理費の増加、仕入れ台数の減少、バイクの仕入れ価格の上昇、子会社の財務状況の悪化などが挙げられます。これらが赤字の見通しの主な要因となっています。

一度不祥事を起こしてしまうと、再起は厳しいとされていますが、経営者が駐車場ビジネスを売却し、バイク事業に専念したり、小売り店舗を増やすなど、今までの経営方針を変えようとする努力は素晴らしいと感じます。自ら築き上げた買取り事業を1本で突き進む気持ちもあったかもしれませんが、時代の変化に合わせて柔軟に変化する姿勢は生き残りを見据えた賢明な選択です。

特に、バイク王のような企業は、地方から都市部に進出することで市場を活性化しようとする動きが見られます。最近では、都市化が進み、駐車場の高額化や車の維持費が増大する中、バイクは道の狭い場所でもスムーズに移動できる利点があります。さらに、アウトドアブームや女性ライダーの増加といった要因も、バイク事業を後押しする要素として挙げられます。

バイク王は、過去の不祥事や経営方針の転換を経ても、顧客志向を大切にしている点が評価されます。ただし、査定や接客において改善の余地があると感じる部分もあります。それでも、バイク王の情熱と顧客重視の姿勢は、今後の成長に期待が持てます。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • バイクは修理してもらって、販売店と強い信頼がうまれる。だから、下取りにだし、新車を買うのでないの?日本一の修理王になりな!修理にすぐれた従業員を育てて欲しい‼️そうすれば、本当のバイク王になれるよ!

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