加速が遅いバイクランキング10選！まるで亀のようなゆったり系！

バイクの魅力はそのスピードやパワーだけではありません。デザイン、美しい音、乗り心地など、多くの要素がライダーを魅了します。しかし、時にはその加速や速度が思ったよりも遅く感じることもあります。

特に高速道路を走行する際には、その遅さが顕著に現れることがあります。本記事では、「加速が遅いバイクランキング」と題して、特に加速性能が控えめなバイクを取り上げ、その魅力と遅さの原因について詳しく解説します。

＼ 2024年おすすめのバイク買取サービス2選 ／

加速が悪いバイクランキング10選を紹介「マイペースな方にぴったりかも」

速度だけが全てではないバイクの世界を深堀りし、各バイクの独自の魅力や特性を紹介しながら、なぜそれらのバイクが加速において遅いと感じられるのかを探っていきます。

バイク選びの際の参考にしていただければ幸いです。

10位：カワサキ バリオス2

カワサキ バリオス2は、速度が遅いバイクランキングの第10位にランクインしています。全長は205mm、シート高は745mmで、乾燥重量は141kgと、クォーターマルチバイクの中でも非常にコンパクトで軽量な設計となっています。バリオス2のライバルには、スズキ バンディット250やヤマハ ジール、ホンダ ジェイドなどが挙げられます。これらのバイクは全て4気筒エンジンを搭載し、高回転域での性能に重きを置いています。

バリオス2は、特に低速域でのトルクが不足しがちであり、発進時には原付バイクにすら遅れを取ることがあります。このため、街中での加速時においては若干のストレスを感じるかもしれません。しかし、このバイクの真価が発揮されるのは高回転域においてです。レッドゾーンは2万RPMに設定されており、エンジン音はまるでF1マシンのような高音を奏でます。このサウンドは、多くのライダーにとって魅力的なポイントとなっています。

バリオス2のエンジンは、水冷4ストロークDOHC直列4気筒で、最高出力は45馬力、最大トルクは2.6kgmです。このエンジンは、本格スポーツバイクであるZXR250からの技術を受け継いでおり、馬力規制前後に関わらず、上限値を発揮することができます。最高速度は118km/hと、現行の上級クラスネイキッドバイクであるZ650RSに匹敵する性能を持っています。

バリオス2は、その性能とデザインから多くのライダーに支持され続けており、市場でも根強い人気を誇っています。特に、高回転域でのエンジン音や、軽量で取り回しやすい車体設計は、若いライダーを中心に高く評価されています。しかし、その特性上、低速域での加速力に欠ける点は否めず、街中での走行においては他のバイクに遅れを取ることがあるため、速度が遅いバイクランキングにランクインしています。

総じて、カワサキ バリオス2は高速域での性能を追求したバイクであり、その特性を理解し、楽しむことができるライダーにとっては非常に魅力的な選択肢となるでしょう。しかし、低速域での加速力が求められるシチュエーションでは、その性能がネガティブに捉えられることもあるため、使用目的に応じた選択が重要です。

9位：ヤマハ SR400

ヤマハ SR400は、速度が遅いバイクランキングの第9位にランクインしています。このバイクは全長2105mm、シート高810mm、乾燥重量158kgと、比較的コンパクトで軽量な設計となっています。SR400は、1978年に初登場し、43年以上にわたって生産され続けているロングセラーモデルです。その設計コンセプトは、元々トラッカースタイルを意識していましたが、実際にはクラシックなロードバイクとしての地位を確立しました。

SR400のエンジンは、空冷4ストロークSOHC単気筒で、最高出力は27馬力、最大トルクは3.0kgmです。このスペックは、現代の250ccスクーターや、場合によっては150ccのバイクにも劣ることがあります。特に、振動が大きいため、100km/hの巡航速度を維持するのは難しいとされています。そのため、パフォーマンス面では「化石性能」とも言われることがあります。

SR400のエンジンは、古き良き時代のデザインを大切にするため、エンジン金型が老朽化した際も大幅な変更は行わず、複製して使用し続けています。このため、排出ガス規制に適合させるための改良が加えられる以外は、基本的な設計がほとんど変わっていません。このクラシックなエンジン設計が、現代の高速性能を求めるライダーには不向きとされる一方で、そのレトロな魅力を愛するライダーには根強い人気があります。

また、SR400はそのシンプルな構造とクラシックなデザインから、多くのカスタムファンに愛されています。簡単にカスタムができるため、フルカスタム仕様に改造されることも多く、その場合の価格は200万円を超えることもあります。これにより、SR400は単なる移動手段としてだけでなく、趣味としての価値も高いバイクとなっています。

SR400の最高速度は約110km/hで、現代のバイクと比較するとやや遅めです。しかし、その遅さはクラシックバイクとしての価値を損なうものではなく、むしろその独特の乗り味と振動を楽しむために乗るライダーも多いです。長距離ツーリングには向かないかもしれませんが、街乗りや短距離のツーリングではその魅力を存分に発揮します。

総じて、ヤマハ SR400は速度が遅いバイクランキングにランクインする理由は、その古典的なエンジン設計と現代の性能基準に対する相対的な遅さにあります。しかし、そのクラシックな魅力とカスタムの楽しさから、多くのライダーに愛され続けているモデルであることに変わりはありません。

8位：カワサキ ゼファー400

カワサキ ゼファー400は、速度が遅いバイクランキングの第8位にランクインしています。このバイクは全長2100mm、シート高770mm、乾燥重量177kgと、ネイキッドバイクとしての基本的な設計を持っています。ゼファー400は、レプリカバイク全盛期を打破すべく、GPZ400Fに次ぐ新たなネイキッドバイクとして登場しました。そのデザインは、カワサキの名車である900Super4（Z1）をオマージュし、クラシカルな美しさと「男の象徴」を感じさせるスタイルを持っています。

ゼファー400のエンジンは、空冷4ストロークDOHC直列4気筒で、最高出力は46馬力、最大トルクは3.1kgmです。このスペックは、同時代のライバルであるホンダ CB-1やヤマハ XJR400、スズキ バンディット400と比較すると、やや力不足とされています。特に、クラッチの滑りが発生しやすく、加速時にパワーが十分に伝わらないことがあります。このため、加速性能においては他のバイクに遅れを取ることが多いです。

1996年には、エンジンの4バルブ化と7馬力の向上、レスポンスを強化するための新開発スロットルセンサーK-TRICの導入が行われ、従来モデルからの大幅な改良が施されました。しかし、これにより「速さよりも味」を重視した初代ゼファー400の特徴は薄れ、別物のバイクへと進化しました。

ゼファー400の初期モデルは、2バルブのエンジンを搭載し、最高出力46馬力、最大トルク3.1kgmを発揮しました。シルエットの一体感を追求するため、センタースタンドを廃止し、集合風マフラーを実装するなど、デザイン面でも工夫がされています。しかし、これらの工夫が性能向上に大きく寄与することはなく、速度においては他のバイクに劣る結果となりました。

そのため、ゼファー400は速度が遅いバイクとしてランキングに名を連ねていますが、そのクラシカルなデザインと「味」を重視した乗り味は、多くのバイクファンに愛されています。特に、見た目の美しさと乗り心地を楽しむために乗るライダーにとっては、速度は二の次とされることが多いです。

また、ゼファー400はカスタムバイクとしても人気が高く、そのシンプルな構造から多くのカスタムパーツが販売されています。これにより、自分好みのバイクに仕上げる楽しみも提供しています。

総じて、カワサキ ゼファー400は速度が遅いバイクランキングにランクインする理由は、そのエンジン性能とクラッチの特性にあります。

7位：カワサキ GGR250

カワサキ GGR250は、速度が遅いバイクランキングの第7位にランクインしています。このバイクは全長2050mm、シート高760mm、乾燥重量146kgと、コンパクトで軽量な設計が特徴です。GGR250は、GPX250Rの後継モデルとして登場し、より高い剛性を実現した新設計のアルミインスパーフレームを採用しています。このフレームは、兄貴分である1100ccモデルと同形式で、空気抵抗を考慮した滑らかなボディデザインを持っています。エアロダイナミクスに優れたこのデザインは、高速走行時の安定性を高めることを意識しています。

しかし、GPX250Rからのモデルチェンジに伴い、最高出力は5馬力低下し、全体的なパフォーマンスは控えめになりました。エンジンは水冷4ストロークDOHC並列2気筒で、最高出力は40馬力、最大トルクは2.4kgmです。このスペックは、同じ中型クラスのバイクに比べるとやや物足りないと評価されることが多いです。特に、4気筒エンジンを搭載した競合モデルと比べると、GGR250のパフォーマンスは「遅い」と感じられがちです。

一方で、GGR250はメーターオーバー190km/hに到達することができるという噂もありますが、これはあくまで噂に過ぎず、信憑性は低いです。実際のところ、GGR250は高速域での加速性能や最高速度において、他のスポーツバイクには劣ることが多いです。特に、同時代のニダボ（CBR250RR）にはついていけないと指摘されています。

GGR250のパワーユニットは、水冷4ストロークDOHC並列2気筒エンジンで、ツアラーモデルだけでなく、スポーツモデルにも転用されることが多いです。このエンジンは、バランスの取れたパフォーマンスを提供し、日常のツーリングからスポーツ走行まで幅広い用途に対応しています。しかし、最高出力が控えめであるため、他のスポーツバイクと比べると加速力や最高速度において劣ることが多いです。

また、GGR250はその軽量さと扱いやすさから、多くのライダーに愛されています。特に、初心者ライダーや女性ライダーにとっては、取り回しのしやすさが大きな魅力となっています。しかし、その反面、パワー不足を感じることが多く、特に高速道路での巡航時や急な加速が必要な場面では物足りなさを感じることがあります。

総じて、カワサキ GGR250が速度が遅いバイクランキングにランクインする理由は、その控えめなエンジンパフォーマンスと軽量設計にあります。しかし、その扱いやすさとバランスの取れた乗り心地から、多くのライダーに支持され続けています。特に、日常のツーリングや街乗りにおいては、その軽快なハンドリングと快適な乗り心地が大きな魅力となっています。

6位：ヤマハ XVS250 ドラッグスター

ヤマハ XVS250 ドラッグスターは、速度が遅いバイクランキングの第6位にランクインしています。このモデルは、全長2320mm、シート高670mm、乾燥重量159kgと大型の車体を持ちながらも、248ccのエンジンを搭載しています。このエンジンは空冷4ストロークSOHCで、最高出力は23馬力、最大トルクは2.2kgmです。このスペックは、同クラスのバイクと比べると控えめで、高速走行や急加速には向かないことが多いです。

XVS250 ドラッグスターは、兄貴分であるXVS400と同様に、クラシカルなアメリカンスタイルを持っています。特に、先代モデルであるXV250ビラーゴからはキャスター角を寝かせることで、よりロングフォークを強調したデザインとなっています。このデザインは、見た目のインパクトを重視しており、存在感が際立つ一方で、実際の走行性能には影響を及ぼしています。

特に、高速道路での走行や急な加速が必要な場面では、XVS250 ドラッグスターはその重量とパワー不足が顕著になります。特に、80km/h以上の速度域では加速が鈍くなり、他の車両に遅れを取ることが多いです。このため、他のライダーから「邪魔」と感じられることが多く、特に高速道路での走行には注意が必要です。

また、XVS250 ドラッグスターのパワーユニットは、空冷4ストロークSOHCエンジンで、最高出力23馬力、最大トルク2.2kgmというスペックです。このエンジンは、クランクケースの肉厚強化やサイレントカムチェーンの採用などにより、低速走行時の快適さを重視しています。特に、街乗りやツーリングなど、ゆったりとした走行を楽しむシーンでは、その真価を発揮します。

しかし、XVS250 ドラッグスターは、そのクラシカルなデザインとアメリカンスタイルに魅了されるライダーも多いです。特に、ハーレー・ダビッドソンのような大型アメリカンバイクに憧れるライダーにとっては、そのスタイルと存在感は大きな魅力となります。しかし、実際の走行性能においては、ハーレーのような大型バイクには及ばず、特に高速域でのパフォーマンスには限界があります。

クラシカルなデザインとアメリカンスタイルから、多くのライダーに愛され続けています。特に、ゆったりとしたツーリングや街乗りを楽しむライダーにとっては、その快適な乗り心地とスタイルが大きな魅力となっています。

5位：ホンダ CB250T ホーク

ホンダ CB250T ホークは、速度が遅いバイクランキングの第5位にランクインしています。このバイクは全長2135mm、シート高は未公表、車両重量は178kgと、当時の中型バイクとしては標準的なサイズを持っています。しかし、ホークシリーズの名を冠しながらも、兄貴分であるCB400TホークIIと比較すると、そのパフォーマンスには大きな違いがあります。

CB250Tホークは、1977年に登場しました。当時の免許制度の改正により、中型バイク市場が注目される中で、ホンダはコスト削減を図りながらも、兄貴分と車体を共有することで販売を試みました。しかし、この戦略は必ずしも成功せず、売上は低迷しました。そのため、CB250Tホークはコスト削減のために、兄貴分に比べてわずか3kgの軽量化にとどまり、排気量は250ccに抑えられました。これは、約150cc分の排気量が削減されたことを意味し、パフォーマンスに大きな影響を及ぼしました。

特に、CB250Tホークはタンデム（二人乗り）での加速性能が非常に低く、これが「遅いバイク」として評価される主な理由となっています。街乗りやツーリングでの使用においても、250ccのエンジンでは力不足を感じることが多く、特に急な加速が必要な場面ではその限界が顕著に現れます。

エンジンは空冷4ストロークSOHC並列2気筒で、最高出力は26馬力、最大トルクは2.0kgmです。このパワーユニットは360度クランクを採用しており、左右の気筒が同時に動作するため、独特のエンジンサウンドを生み出します。この特徴的な音は「バブ」として親しまれ、暴走族にも人気がありました。しかし、その音の派手さとは裏腹に、実際の走行性能は控えめで、特に高速道路での巡航や急加速には向かないことが多いです。

CB250Tホークの設計は、当時の最新技術を投入したものの、旧式の性能から脱却できなかった点も速度が遅いバイクとして評価される要因です。特に、1970年代後半のバイク市場では、性能の高いモデルが次々と登場しており、その中でCB250Tホークは競争力を失っていきました。

また、CB250Tホークはその重厚なデザインから、暴走族に好まれることが多く、そのため市販車としてのイメージがややネガティブに捉えられることもあります。エンジンの設計自体は堅実で、耐久性に優れているものの、そのパフォーマンスは現代のバイクと比べると見劣りする部分が多いです。

総じて、ホンダ CB250T ホークが速度が遅いバイクランキングにランクインする理由は、控えめなエンジンパフォーマンスと重量、そして旧式の設計にあります。

4位：カワサキ エストレヤ

カワサキ エストレヤは、速度が遅いバイクランキングで第4位にランクインしています。このバイクは、そのクラシカルなデザインと穏やかな走行性能が特徴ですが、現代の高速道路事情には不向きな面も多々あります。

エストレヤの全長は2075mm、シート高は770mm、乾燥重量は142kgです。このバイクは、戦前に設立された2輪メーカー「目黒」のジュニアシリーズを参考にした、水平ローロングなクラシカルスタイルを持っています。目黒は経営難からカワサキ航空機工業と合併し、その魂は現在のカワサキ メグロK3にも受け継がれています。

エストレヤの外観は、どこか懐かしさを感じさせるクラシカルなデザインが特徴です。丸みを帯びたタンクとシート、そしてクロームメッキパーツの多用により、ヴィンテージバイクの雰囲気を醸し出しています。特に、メーカー最高級のバフ研磨仕上げが施されているため、その美しい外観は多くのファンに愛されています。

エストレヤのエンジンは空冷4ストロークSOHC単気筒で、最高出力は20馬力、最大トルクは2.1kgmです。このエンジンは低速域でのトルクを重視したロングストローク設計となっており、街乗りやツーリングでは非常に扱いやすいものの、高速道路での走行には不向きです。特に、トップスピードが出ないため、高速道路での巡航には難があります。

エストレヤのパフォーマンスにおける最大の課題は、その低速特化のエンジン特性と、それに伴うトップスピードの不足です。現代の高速道路では、他の車両に追い越されることが多く、その遅さが目立ちます。また、長時間の高速走行ではエンジンに負担がかかり、振動や騒音が増加するため、快適性にも欠けます。

エストレヤのシートは、クラシカルなデザインを重視しているため、見た目は非常に美しいものの、長時間の乗車では快適性に欠けることがあります。

3位：スズキ VanVan200

スズキ VanVan200は、速度が遅いバイクランキングで第3位にランクインしています。このバイクは、70年代の奇抜なVanVanシリーズを復活させたもので、独特のデザインと走行性能が魅力です。しかし、その速度性能には限界があり、高速道路での走行には適していません。

VanVan200の全長は2100mm、シート高は855mm、車両重量は128kgです。このバイクは、安定型のST250フレームを基盤として構築されており、その心臓部にはDR200から借用されたエンジンが搭載されています。エンジンは空冷4ストロークSOHC単気筒で、最高出力は16馬力、最大トルクは1.5kgmです。排気量は199ccで、日常の街乗りには十分なパワーを持っていますが、高速道路での巡航には力不足が目立ちます。

VanVan200の特徴的な要素の一つは、その異常に太いリアタイヤです。リアタイヤのサイズは180mmで、これはリッターオーバーバイクであるイナズマ1200よりも太いものです。この太いタイヤは、オフロードや砂浜などの不整地での安定性を向上させるために設計されていますが、高速道路での速度性能には逆効果となります。太いタイヤは抵抗が大きくなり、加速や最高速度に影響を与えます。

また、VanVan200はそのユニークなデザインと乗り心地の良さから、多くのライダーに愛されています。特に、広いシートと高いシート高は快適な乗り心地を提供し、長時間のツーリングでも疲れにくい設計となっています。しかし、これらのデザイン特性が速度性能を犠牲にしていることも事実です。

VanVan200のパフォーマンスにおける最大の課題は、そのエンジン出力と重たいタイヤによる速度の限界です。特に高速道路では、他の車両に追い越されることが多く、その遅さが目立ちます。また、エンジンの出力が限られているため、トップスピードに到達するまでに時間がかかり、高速巡航時にはエンジンに負担がかかります。

スズキ VanVan200は、その独特なデザインと低速域での扱いやすさが魅力のバイクです。しかし、高速道路での走行には不向きで、特にトップスピードの不足がその遅さの原因となっています。このため、速度が遅いバイクランキングで第3位にランクインしています。それでも、そのユニークな外観と快適な乗り心地は多くのライダーに愛され続けており、街乗りやツーリングには最適なバイクと言えるでしょう。

VanVan200は、特にオフロードや砂浜などの不整地での走行を楽しむライダーにとって、その太いタイヤとしっかりしたフレームが大きな魅力となっています。街乗りには最適で、その独特のスタイルは注目を集めること間違いありません。

2位：ホンダ モンキーR

ホンダ モンキーRは、速度が遅いバイクランキングの第2位にランクインしています。このユニークなバイクは、全長1510mm、シート高650mm、車両重量73kgと、非常にコンパクトで軽量な設計が特徴です。しかし、これらのスペックがそのまま速度の遅さに繋がってしまう要因でもあります。

モンキーRは、上位クラスのNSR250Rの高性能市場主義に合わせて、強固なバックボーン式ツインチューブフレームと油圧式フロントディスクブレーキを装備しています。このため、見た目や一部のパーツは非常にスポーティーで、高性能を期待させるものとなっています。しかし、実際の走行性能はそれとは裏腹に控えめです。

エンジンは空冷4ストロークSOHC単気筒で、最高出力は4.5馬力、最大トルクは2.2kgmです。このスペックは、同時期に販売されていたNSR50と比較すると大きな差があり、性能面での競争力が欠如していました。このため、「クソ遅い」という評価が定着してしまいました。特に、NSR50が優れたパフォーマンスを発揮する中で、同じメーカー内での競合が生じ、モンキーRの存在感が薄れていったのです。

また、モンキーRはタンク形状が異なる2つのモデルが併売されていましたが、斜めから見た際のシートのスポーティーなデザインが特徴的でした。しかし、各部の改善がカスタムの楽しみを削ぐ結果となり、標準モデルに比べて4万円高い価格設定も受け入れられず、最終的には市場から消えていきました。

モンキーRの最大の特徴は、その軽量でコンパクトな設計にありますが、この軽さが逆にパワー不足を顕著にしています。特に、急な加速や高速道路での巡航には向かず、街乗りや短距離の移動に限定されることが多いです。また、エンジンの出力が低いため、二人乗りや荷物を積んだ際にはさらにパフォーマンスが低下します。

ただし、コンパクトなサイズと軽量な設計から、街乗りや短距離の移動には適しており、多くのライダーに愛され続けています。

1位：スズキ ギャグ

スズキ ギャグは、速度が遅いバイクランキングで堂々の第1位に輝いています。このバイクは、そのユーモラスな名前に反して、実際の速度性能でも「ギャグ」のように見える特徴を持っています。

スズキ ギャグの全長は1540mm、シート高は610mm、乾燥重量は64kgです。角型パイプを使用したバックボーンフレームにより、構造的にはしっかりとした作りが施されています。フロントには油圧ディスクブレーキが装備され、リアサスペンションには路面追従性を高めるためにモノクロス式が採用されています。

ギャグの外観はフルカウルデザインで、スズキの大型バイクGSX-R750を彷彿とさせるシルエットを持っています。サイドカバーには「スズキ アドバンスド クーリングシステム」を示すロゴがあり、見た目は非常にスポーティーです。しかし、これが「スズキ アドバンスド コミカル システム」としてジョークの対象になることもしばしばです。ウインカーはGSX-Rシリーズと共通の形状を持ち、スズキ愛好家からは高く評価されています。

ギャグのエンジンは空冷4ストロークSOHC単気筒で、最高出力は5.2馬力、最大トルクは0.57kgmです。これは同時期に競合していたヤマハのSR50やホンダのNSR50と比べると約2馬力低く、性能面で大きな差があります。このため、ギャグは「クソ遅い」という評価が定着し、その走行音は遠くからでも聞こえるが、実際にはなかなか近づいてこないというエピソードが語り草となっています。

特に問題となるのはそのパフォーマンスで、エンジンを回しても唸るだけで速度が出ないという点です。高速道路では特にその遅さが顕著で、スプロケットの変更などのカスタムを行っても加速性能は向上しません。このため、ギャグは街乗りや短距離の移動には向いているものの、高速道路での使用には全く適していません。

スズキ ギャグのベースは、堅実で信頼性の高いバーディ50です。しかし、このバーディ50自体が「無難の象徴」とされるモデルであり、そのためギャグも「狼の皮を被った羊」として、見た目とは裏腹に非常に遅いバイクとして知られています。

加速が悪いバイクランキング10選のまとめ

加速が悪いバイクランキングで紹介した車種は、特定のシチュエーションやライダーのスタイルに合った魅力を持つ一方で、高速道路での巡航には不向きな点があるため、加速が遅いバイクランキングにランクインしています。それでも、街乗りやツーリング、オフロードでの走行を楽しむライダーにとっては、これらのバイクは非常に魅力的な選択肢となります。

バイク選びにおいては、自分のライディングスタイルや用途に合ったバイクを選ぶことが重要です。このランキングが、バイク選びの参考になれば幸いです。

＼ 2024年おすすめのバイク買取サービス2選 ／