バイクユーザーにとって、愛車の故障は避けたい問題です。しかし、機械的な特性や使用状況により、一部のバイクは故障しやすいという評判があります。
今回は、故障しやすいとされるバイクのランキングをご紹介します。このワーストランキングは、ユーザーの経験やメンテナンスの頻度によることもありますが、バイクの設計に基づいている部分もありますので、バイク選びの参考になるでしょう。
では早速見ていきましょう!
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故障しやすい・故障が多いバイクランキングTOP10を紹介!
それでは、故障しやすいバイクのトップ10を見ていきましょう。各モデルの特徴や、故障の原因となるポイントについても詳しく解説します。
バイクの信頼性を重視するライダーにとって、この情報は非常に価値があるはずです。
では、故障しやすいバイクのランキングの詳細を見ていきましょう。
10位:ヤマハXJR400R
10位はヤマハXJR400Rは、そのクラシックな魅力と信頼性の高さで、多くのバイク愛好家から支持を受けています。このバイクは、空冷4気筒エンジンを搭載し、最高出力53馬力、最大トルク3.6kgmを誇ります。そのパワフルなエンジンは、クロスレシオのギアボックスと組み合わせることで、スムーズな加速と快適なツーリングを可能にしています。また、XJR400Rは、その堅牢なフレームと緻密な設計により、長距離走行でも安定したパフォーマンスを発揮します。
しかし、あらゆる機械にはメンテナンスが必要であり、XJR400Rも例外ではありません。一部のオーナーは、クラッチ周辺から異音がすることを報告しており、これは整備不良や長期間の使用による自然な摩耗が原因である可能性があります。また、サスペンションの劣化や電子制御ユニット(ECU)の問題も、故障の原因として挙げられています。これらの問題は、定期的な点検と適切なメンテナンスによって予防または解決することができます。
XJR400Rは、その価格帯と性能で、現行のCB400スーパーフォアと比較しても遜色ない評価を受けています。
立ちごけしやすいという声もありますが、これはバイクの重心とライダーの技術に大きく依存します。XJR400Rの重量配分とハンドリング特性を理解し、適切なライディング技術を身につけることで、この問題は克服できるでしょう。
最後に、XJR400Rは単なる移動手段ではなく、ライダーにとってのパートナーです。そのため、愛情を込めたメンテナンスと適切な取り扱いが、このバイクとの長い関係を築く鍵となります。ヤマハの伝統を受け継ぐXJR400Rは、今後も多くのバイクファンに愛され続けることでしょう。
9位:ホンダ ゴールドウィング
ホンダゴールドウィングは、その豪華な装備と快適な乗り心地で、グランドツアラーの中でも特に名高い存在です。全長2635mm、全幅945mm、全高1500mmというその堂々たるサイズは、長距離の旅を快適にするためのものです。車両重量は415kgと重厚で、安定感のある走りを提供します。
このバイクの心臓部は、水冷4ストロークの水平対向6気筒1833ccエンジンで、最高出力116馬力、最大トルク67.0kgmを発揮します。このパワフルなエンジンは、高回転域に特化したショートストローク設計で、スポーツバイクのような走りを実現しています。また、HondaのNSR250Rの開発陣が手掛けたアルミプロアームは、軽量化と剛性の向上を両立させ、スポーツ性能をさらに高めています。
しかし、その卓越した性能とは裏腹に、一部のモデルではブレーキ不良による問題が報告されています。特に平成13年から21年式のモデルでは、後輪を引きずるという症状が見られ、無理やり駆動させると摩擦による炎上のリスクがあるとされています。これは、ブレーキシステムの整備不良や部品の老朽化が原因である可能性が高いです。
また、オーナーからは、重量があるために取り回しに苦労するという声も聞かれます。特に停車時や低速でのバランスを取る際には、そのサイズと重量がハンドリングに影響を与えることがあります。しかし、これらの問題は、適切なメンテナンスとライダーの技術向上によって克服可能です。
ホンダゴールドウィングは豪華さとパフォーマンスで、ツーリングバイクの中でも一際目立つ存在であり続けています。
8位:カワサキNINJA400R
カワサキNINJA400Rは、スポーツバイクのエントリーモデルとして、そのコンパクトながらも力強いパフォーマンスで多くのライダーを魅了しています。全長2100mm、全幅760mm、全高1200mmの寸法を持ち、車両重量は203kgとなっており、取り回しやすさと安定した走行性能を兼ね備えています。このバイクは、水冷4ストロークの並列2気筒DOHCエンジンを搭載し、399ccの排気量から最高出力44馬力、最大トルク3.8kgmを引き出しています。
NINJA400Rは、ER6シリーズをベースにしながらも、独自の改良を加えたモデルであり、特に低速域でのスロットルレスポンスの良さが評価されています。しかし、走行距離が2万キロを超えると、バルブクリアランスの調整が必要になることがあり、これを怠るとアイドリングの不安定や、最悪の場合エンジンブローを引き起こすリスクがあるとされています。このような故障は、定期的なメンテナンスと適切な調整によって防ぐことが可能です。
市場では、NINJA400Rはその性能と価格のバランスから高い評価を受けており、中古市場では最安値で23.62万円まで落ち着いていることが報告されています。バルブの問題を除けば、幅広いライダーに受け入れられるポテンシャルを持つバイクと言えるでしょう。
カワサキNINJA400Rは、その手軽さとスポーツ性能のバランスが取れた設計で、初心者から経験豊富なライダーまで、多くの人々に愛され続けています。定期的なメンテナンスを行い、バイクの状態を最適に保つことで、このバイクは長く信頼性の高いパートナーであり続けるでしょう。
7位:スズキ バンディット250
スズキバンディット250は、1989年のデビュー以来、そのスタイリッシュな外観とパフォーマンスで多くのライダーを魅了してきました。このバイクは、全長2050mm、全幅700mm、全高1060mmという寸法を持ち、乾燥重量は156kgです。そのデザインは、同時期に発売されたGSX400と共通の流れるような曲線美を持ち、スズキのデザイン哲学を体現しています。
バンディット250は、水冷4ストロークの直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、最高出力45馬力、最大トルク2.6kgmを発揮します。このエンジンは、GSX-R250から派生したもので、低速域からの力強い加速が特徴です。市街地での取り回しやすさと高速道路での安定した走りを両立させており、羊の皮をかぶった狼とも評されています。
しかし、バンディット250は一部のモデルで「バンディット病」と呼ばれる特有の問題を抱えていることが知られています。これは、キャブレターのOリングの劣化により、エンジンの吹け上がりが悪くなる現象です。この問題は、Oリングの交換で比較的容易に解決可能ですが、メンテナンスを怠ると深刻なトラブルに発展することもあります。また、年式の古いバイクでは、エンジンやキャブ内の可動部分の摩耗や経年劣化が故障の原因となることもあります。
市場価格に関しては、初登場から33年が経過した現在でも、その人気は衰えておらず、幅広い価格帯で取引されています。バリオスやジェイドといったライバル車種と比較しても、その魅力は色褪せることがありません。
スズキバンディット250は、その独特の魅力と時代を超えたデザインで、今なお多くのバイク好きから支持されています。適切なメンテナンスを行い、愛情を持って乗り続けることで、このバイクは長くライダーの良き相棒であり続けるでしょう。
6位:スズキGSX 250S
スズキGSX 250Sは、その独特なデザインと性能で多くのバイク愛好家から注目を集めています。このモデルは、全長2,060mm、全幅685mm、全高1,160mmという寸法を持ち1、乾燥重量は約160kgとなっています。このバイクの魅力は、そのパワーユニットにあります。水冷式のフォースツインカム4気筒エンジンは、最高出力40馬力、最大トルク2.7kgmを発揮し、バンディット250のベースを新設計したことで、兄貴分のGSX 1100 750SK刀を彷彿とさせる空冷風フィン仕上げを特徴としています。
しかし、このバイクはいくつかの故障報告も受けており、特にイグナイターの故障が点火問題を引き起こすことが知られています。また、フロントウィンカーの出っ張りがあり、点灯時に高確率で折れるという報告もあります。これらの問題は、GSX 1100 750SK刀と共通しており、社外対策品への交換が必須となっています。さらに、一部のユーザーは、エンジンの分解整備が必要な場合、修理費用が高額になることや、部品の供給がないため完全な修理が難しいと報告しています。
スズキGSX 250Sは、そのスタイリッシュな外観とパワフルなエンジンで、バイク好きにとって魅力的な選択肢ですが、メンテナンスや修理には注意が必要です。適切な対策と定期的な点検を行うことで、このバイクのポテンシャルを最大限に引き出すことができるでしょう。
バイクの性能とデザインを重視するライダーにとって、GSX 250Sは非常に魅力的なモデルと言えるでしょう。
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5位:ヤマハFZ1フェザー
ヤマハFZ1フェザーは、そのスリムなフォルムとパワフルなパフォーマンスで、ストリートファイターカテゴリーの中でも際立った存在です。2004年型YZF-R1の998cc水冷直列4気筒DOHC5バルブエンジンを搭載し、常用域重視のセッティングにより、最高出力94馬力、最大トルク8.2キロメートルを誇ります。このエンジンは、モトGPマシンYZR-M1で採用されていたフロントサスの左右独立減衰力発生方式を備え、優れたハンドリングを提供します。
一方で、FZ1フェザーは冷却水漏れの問題を抱えており、特に7000キロを超える走行距離から顕著になる傾向があります。これは、エンジンの熱管理システムに起因するもので、定期的なメンテナンスと適切なケアが必要です。また、エラーコード51や19の表示が故障の兆候として報告されており、イモビライザーキーの問題やオルタネーターの破損が原因であることが多いです。
カスタムの可能性に関しては、配線や吸気口の変更により、R1並みの145馬力まで引き上げることができるとされています。しかし、リッターSSクラスのバイクと比較すると、見た目のインパクトや市場価値では劣るかもしれません。
ヤマハFZ1フェザーは、スポーツツアラーとしての快適性と、スポーツバイクとしての性能を兼ね備えたモデルです。そのため、日常の通勤から週末のツーリングまで、幅広いシーンで活躍するバイクとして、多くのライダーに愛されています。ただし、その魅力を長く維持するためには、定期的なメンテナンスと注意深いケアが不可欠です。ヤマハFZ1フェザーの所有者は、そのパワフルなエンジンと洗練されたデザインを最大限に活かすために、これらの点に留意する必要があります。
4位:スズキGS400
スズキGS400Eは、そのクラシックな魅力と信頼性の高さで、バイク愛好家たちの間で長年にわたり高い評価を受けてきました。1976年に初めて発売されたこのモデルは、スズキが初めて市場に投入した400ccクラスの4ストロークDOHC直列2気筒エンジンを搭載しており、その後のバイク業界に多大な影響を与えました1。
GS400Eは、全長2,080mm、全幅835mm、全高1,125mmという寸法で、乾燥重量は172キロとなっています。このバイクは、そのコンパクトなボディと力強いエンジンのバランスが取れた設計で知られています。最高出力は36馬力、最大トルクは3.2kg-mと、そのサイズからは想像もつかないほどの力強さを秘めています。また、180度クランクを採用しており、これにより振動を抑えつつ、スムーズなトルクの提供を実現しています。
しかし、GS400Eは時に故障しやすいという評判もあります。これは、古い設計に由来する電圧低下や、数日間放置することでエンジンが不動になることがあるためです。また、走行中にエンジンが停止することもあり、これは伝送系の弱点に起因することが多いです。これらの問題は、GS400Eだけでなく、GT380やGS750など、歴代のスズキ名車に共通する宿命とも言えます。
近年の旧車ブームにより、GS400Eの市場価値は急上昇しており、一部のモデルでは550万円を超える価格で取引されていることもあります。これは、現行のフラッグシップモデルであるGSX-R1000R ABSの2台分以上に相当する価格です。バイクの歴史を感じさせるデザインと、時代を超えたパフォーマンスが、コレクターや愛好家たちにとっての価値を高めています。
スズキGS400Eは、その歴史的な背景と現代における価値の両方を理解することで、バイク文化の一部としてさらに深く掘り下げることができます。このバイクは、単なる移動手段を超えた存在として、多くの人々に愛され続けています。そして、その魅力は今後も色褪せることはないでしょう。
3位:カワサキGPZ900R
カワサキGPZ900Rは、1984年にデビューしたカワサキのアイコニックなバイクで、その革新的なデザインと性能で、バイク愛好家の間で伝説的な存在となりました。このバイクは、全長2,220mm、全幅740mm、全高1,220mmというスリムながらも力強いスタンスを持ち、乾燥重量は約234kgです。GPZ900Rは、その名の通り、最高出力108PS(79kW)を発揮し、最大トルク8.5kgf・mを誇ります。これらの数値は、当時のスポーツバイクとしては非常に印象的であり、軽量で扱いやすいフレームと空力に優れたフェアリングにより、大排気量マシンを凌駕する実力を持っていました。
しかし、GPZ900Rはいくつかの故障報告も受けており、特にイグナイターの故障が点火問題を引き起こすことが知られています。また、カムシャフトとロッカーアームのかじり、カムチェーン/スターターチェーンのテンショナー不良、冷却系関連パーツのサビと腐食など、意外に弱点が多いとされています。これらの問題は、適切なメンテナンスと定期的な点検により、ある程度は防ぐことができますが、特に高温多湿の環境では、これらの問題により故障が発生しやすいとされています。
GPZ900Rは、そのスタイリッシュな外観とパワフルなエンジンで、バイク愛好家にとって魅力的な選択肢ですが、メンテナンスや修理には注意が必要です。適切な対策と定期的な点検を行うことで、このバイクのポテンシャルを最大限に引き出すことができるでしょう。また、価格に関しては、最高330万円までとなっており、現行のZ900RSと比較しても他クラス並みの価格差があることが特徴です。バイクの性能とデザインを重視するライダーにとって、GPZ900Rは非常に魅力的なモデルと言えるでしょう。
2位:ホンダCBR1000RR-Rファイヤーブレード
ホンダCBR1000RR-Rファイヤーブレードは、モータースポーツの最高峰MotoGPからインスピレーションを受けた、本田技研工業の技術の粋を集めたスーパースポーツバイクです。このバイクは、軽量かつ高剛性のアルミニウムコンポジット・ツインスパーフレームに、水冷直列4気筒エンジンを搭載しており、最高出力は160kW(218PS)を14,000回転/分で発揮し、最大トルクは113N・m(11.5kgf・m)を12,000回転/分で生み出します。
このバイクの特徴は、そのパワフルなエンジンだけではありません。オーリンズ製の電子制御サスペンションやブレンボ製のブレーキキャリパーなど、高性能な装備が施されています。しかし、その一方で、チェンジペダルの固定が甘いために欠損しやすいという問題や、遮熱対策が不十分でオイルクーラーのホースに亀裂が入りやすいという問題が指摘されています。これらの問題は、バイクの性能を最大限に引き出すための細部にまで目を配る必要があることを示しています。
また、2024年モデルでは、ウイングレット、ミドルカウル、アンダーカウルの形状が変更され、スロットルバイワイヤが2モーター式となり、2気筒ごとの独立制御が可能になりました。これにより、低開度域でのコントロール性や減速時のエンジンブレーキ効力が向上し、トランスミッションのギア比も見直されました。
故障しやすい理由としては、高性能なパーツやシステムが複雑に組み合わさっているため、一部のコンポーネントに過度のストレスがかかりやすく、特に高温下での運用では冷却系統に負担がかかることが挙げられます。定期的なメンテナンスと適切なケアが必要であり、特に冷却系統の点検と強化は重要です。
ホンダCBR1000RR-Rファイヤーブレードは、その圧倒的なパフォーマンスと先進技術により、スーパースポーツバイクの中でも特に注目されるモデルです。しかし、その高性能を維持するためには、細心の注意を払ったメンテナンスが求められます。所有者は、このバイクのポテンシャルを最大限に活かすために、これらの点に留意する必要があります。
1位:カワサキKH400
カワサキKH400は、1970年代に登場した2ストロークエンジンを搭載したバイクで、その独特な魅力とパフォーマンスで多くのファンを魅了し続けています。このバイクは、全長2,085mm、全幅835mm、全高1,140mmの寸法を持ち、車両重量は192kgです。エンジンは空冷2ストロークトリプルで、バラキャブレターを採用しており、デリケートな構造が特徴です。
KH400の最大の特徴は、そのエンジンが温まると火が飛ばなくなるという持病を持っていることです。これは、点火用マグネットコイルの不具合により発生する問題で、エンジンが温まると点火が不安定になり、最悪の場合エンジンが停止してしまうことがあります。また、冷却性の問題やオイル漏れ、ギア抜けなど、他の故障もしばしば報告されています。
しかし、これらの問題にもかかわらず、KH400は旧車ブームの中で価値が再評価され、市場では最高440万円まで価格が上昇しています。このバイクの珍しい気筒配列やクラシックなデザインが、マニアやコレクターの間で高く評価されているのです。
近年では、電動バイクの開発が進んでおり、川崎もEVプロトタイプを発表しています。電動バイクは、従来のガソリンエンジンバイクと比較して、故障が少ないとされていますが、放電事故などのリスクも指摘されています。しかし、過去にスズキがEV市場に参入した経験もあり、今後はより安全な電動バイクが提供されることが期待されています。
カワサキKH400は、その歴史的な価値と現代の技術進歩の中で、バイク文化の重要な一部として位置づけられています。故障のリスクはありますが、適切なメンテナンスと愛情をもって接することで、長く乗り続けることができるでしょう。そして、そのクラシックな魅力は、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。
故障報告が多いバイクランキングのまとめ
故障しやすいバイクの車種ランキングの結果は以下の通りです。
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